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〜4年後〜
「ああ…ああ…陽〜挿れて」
「挿れて欲しいが?」
「うん。この前みたいに奥まで」
俺は中指と薬指を膣の奥まで挿入し、コリコリとした部分に優しく触れると、えりちゃんは身体を痙攣させながら昇天した
「はぁはぁはぁ。今日も気持ちよかった〜ありがと」
「気持ちよかったなら良かった」
「陽はどんどん上手くなるね!」
「えりちゃんの感度も上がって来ゆうで」
「そうながよ。最近イキやすくなってきたきよね、お客さんから喜ばれるがよ」
「良かったね」
「うん。陽のおかげ」
コンコン
扉を開けたのはシゲさんだった
「陽、朱美さんが終わったら来てって」
「はい。行きます。ほなねえりちゃん仕事頑張って」
「うん」
俺はシゲさんと一緒に朱美さんの部屋へ
コンコン
「入るで?」
「陽。脱ぎや」
「なに?急に」
「私が今から筆おろししちゃる」
「朱美さん知っちゅうろ?俺がしたい相手は1人やって」
「会えんかった時間が思い出を美化するがよ?」
「わかっちゅう」
「わかっちゅうがなら…現実見てきや」
「へ?」
「彼女が住んじゅう住所」
「なんで?」
「メインは仕事。東京で私の知り合いが女性用風俗を始めるが。デリヘルの男版みたいな感じよ。」
「うん」
「そこで働くスタッフの指導をしてくれる人材が欲しいっち連絡があったきよね。あんたが行ってき。そんで、ついでに彼女を見てき」
俺は心臓が口から出てきそうな感覚になった
「結婚しちゅうかもで?」
「それでもえいよ。一花に会いたい。今の一花が幸せなんか知りたい」
朱美さんから一花の住所と知り合いの人の住所が書いてある紙を受け取り、その夜のバスで新宿バスタへ
翌早朝、朱美さんの知り合いの明人さんと一緒に寝泊まりするマンションへ
「疲れたでしょ?今日は休んで」
明人さんは部屋の鍵を置いて早々に出て行った。ベッドに横たわり目を閉じて一花と何を話すか?考えた
ジリリリリ
電話で目が覚めた
「もしもし?」
「寝てた?ごめん」
「いや、大丈夫です。どうしたがです?」
「ちょっと今日1件だけ手伝ってくれる?」
「良いですよ」
「お客さんの情報とか事前説明の内容とか諸々メールする」
「はい」
電話を切って少しするとメールがきた。名前を見て少しの間息をするのを忘れた
「一花…」
俺は直ぐに用意をし一花のいるホテルへ。期待するな!一花じゃないかもしれない。と何度も自分に言い聞かせ早る心を何とかしようとしたが何ともならないままホテルの部屋の前
深呼吸してチャイムを押す
ガチャ
「こんばんは」
「…こんばんは」
中から一花が不安げに出てきた
完
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