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「悲しいことがあると、辛いことがあると…この胸にいつも顔を押し付けてきたよな?淫乱め。」
「…なっ、淫乱…って、」
あーくんはぬいぐるみで、胸に抱くのは…淫乱とかそんなのではないんですけど!
否定しようと身体を起こしたが、それは、胸の膨らみを撫で始めた長い舌によって喘ぎ声へと形を変えて。
「お前が俺を胸に押し付けるたび、こうやって慰めてやりたかった。泣くほど喚かせて…全て忘れるくらいに悦ばせてやりたかったよ。ずっと…」
「…っあ、ふ、んん、」
「俺の一族は…っ、…神に抗い、…クチュ…
皆殺しにあった…、しかし、俺だけは、…っん、殺される前に、テディーベアに封印されたんだ。」
「…あ、…話、聞くから…やめなさいよ!」
「嫌だね、ずっとお前に触れたかったんだ。
ほら…もうこんなになってる。お前のせいだぞ?」
「……っ?!!」
股の間にグリリと擦り付けられたのは、硬く熱い何か。
目をまん丸にして彼を見上げれば、私の髪をかき上げてそこに口付ける。
「お前が5歳の時…俺を見つけた。あれは、運命だったよなぁ…紗羅。」
「…な、」
「お前も、俺も…お互いに一目惚れだ。
喜べ、ようやく…ひとつになれるぞ?ほら…お前の体も…喜びの蜜がたっぷりだ。」
「…、っ、やめて…」
いつのまにか、パジャマのズボンに手を突っ込み、ショーツをツーっと指でなぞったアランは、指先についた煌めきを口に含む。
「恥ずかしがる顔も、可愛いなぁ…紗羅。男に責められる時は…そんな可愛い顔をするのか、お前は。」
「…っ、」
「照れる顔も美しい。俺を愛でる慈悲深い顔も愛おしかったが…淫らな自分を泣いて恥じるお前も…悪くない。」
「…っ、やぁあ!」
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