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「なあ…紗羅、頭だけじゃなくここも撫でてくれ。」
「…え?!」
「…頼む、お前を前に中に入れなくて…切ないんだ。せめて優しく撫でてやってくれ。ほら、放置されて…可哀想だろう?」
「…」
アランにそう言われ、チラリと視線を下ろせば…衰えずに天を向くそれと目があって…。
思わず目を逸らした私にアランはまた悲しげに眉を下げるから、…本当に参ってしまう…。
「沙羅、やっぱり…俺のは嫌いか?」
程よく筋肉のついたしなやかな体に、蛇のような切長の瞳。
…中世的で、神々しいという言葉が似合う男性に…そして、こんな立派なものを持つ男性に…変化してしまったというのに、
黒々とした丸い瞳はぬいぐるみの時と変わらず愛らしい。
うるうると光るその目に見つめられれば、私は本当に弱くって…
「も、もう…分かった…から、」
「…!沙羅、ありがとう、大好きだ…!」
「…っ、!急に、抱きつくな…!」
抱きついてきたアランが私の片手を掴んで、手前に引き寄せる。
肌感のある、硬い感触が手のひらに触れた瞬間、アランは上下に動かし始めた。
「…沙羅の手、気持ちいい」
「だ、黙って…」
「なぜそんなに冷たい?ほら…俺の口も寂しいって言ってる。ちゃんと上も可愛がってあげてくれ。」
「…ふ、んん、」
背中を引き寄せられ、倒れ込むように彼の唇にキスをする。
「そのまま触ってて?」と命令し、上下運動を続ける私の手を解放したアランは再び私の秘部に触れた。
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