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「えらいなぁ…俺に順応しようと蠢いて…。喜べ、まだ半分だ。まだまだ奥をついてやろう。」
「…っ?!…いや、もう…、無理…んああ、!」
もう極限だというのに、一度抜かれて再度最奥を突くアランに…意識を手放してしまいそう。
連続してズンズンと入ってくるアランは中をこじ開けて…自分勝手に私の形を自分専用に変えて。
「…あ、…あぅ…や、」
「いい声になってきたぞ、紗羅…。もっとだらしなく俺を求めろ。俺を愛せ。」
低い声に洗脳されるように快感のボルテージが上昇し、羞恥や痛みなんかもう全て振り払われるほど…私は感じることに全力を注いだ。
…怖い、こんなの…知らない…。
自分では届かない場所、アランの先っぽにキスされて…、
どうしよう…すごく、すごく…
「、はぁ、…気持ち…ぃ、はっ、ぅ」
「…いい子だ。ほら、こっちに来い。もっとしてやる。」
「…ああ、っ!!」
腰に回った手に抱き上げられて、コアラのように抱きつく形になると、さらに腹部の圧迫感が強まり、ピンポイントで気持ちいい場所を突き上げられた。
「はっ…紗羅、愛してる…ずっと、お前の全てに触れたかった…」
「わ、…私も…、あーくんと話せて…嬉しい。っん、…生きててくれて…嬉しい」
彼と見つめ合いながら微笑み合い、深い深いキスをする。
あーくんに対する愛情に種類を求めたことはなかった。
友情、恋愛、家族愛、…そのどれに当てはまるのか、なんて…考えたこともなく。
それでも、私の一番はあーくんで、あーくんさえいれば他は何もいらない。
その気持ちに完全一致する言葉はなくとも…きっとそれは全てを超越する無償の愛で。
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