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「あ、らん…アランっ…」
「紗羅の中…最高、…っ、腰が止まらない…、」
「…ひ、うぅ、んあっ!」
白い肌は引き締まり、細いのに所々ゴツゴツとした筋肉の筋が走る男の体。
奥二重の切長の瞳の上では、サイドに釣り上がった眉が不埒に歪む。
ふわふわの黒い毛並みにまんまるの可愛い鼻と口。コロンとした丸い尻尾のあーくんからここまでかけ離れた姿になったというのに…
「…アラン…可愛い、大好きよ?」
「紗羅…っ、紗羅!」
両手を繋いで、大波のような快感に素直に溺れる私は、…もう、アランとあーくんを同一として疑わなかった。
私と同様、快楽に溺れる目の前の悪魔の瞳の奥は…
懐かしく、愛らしい。あの頃のまま…深い深い黒に染まって私を癒す。
彼を思うこの気持ちは…愛情か?…それとも、悪魔の洗脳か?
そんなことはもうどうでもいい。
「紗羅…俺のこと、クマじゃなく、悪魔でも…っ、愛してくれるか?」
必死にこくこくと涙を浮かべて頷いた。
そうすれば、アランは噛み締めるように目を細めて…。
「紗羅、…悪魔の子を孕め。」
「…っ、あああ、」
ベッドに私を沈めて強く腰を掴んだアランは、子宮をぐちゃぐちゃに崩す勢いで腰のスピードを上げた。
「ひ、…あ、あ、あっ…こ、壊れ、る…ぅうああ」
部屋に響く私の嬌声はまるで獣。
そうでもしなければ、この刺激に耐えることなんてできなかった。
「…っ、」
「…っく、んん、」
私が気を失うのと、彼の欲が吐き出されるのと…どちらが先だったか、なんて…
もちろん途中で意識を飛ばした私には分かるはずがなかった。
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