01_不埒な悪魔、降臨

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「あ、らん…アランっ…」 「紗羅の中…最高、…っ、腰が止まらない…、」 「…ひ、うぅ、んあっ!」 白い肌は引き締まり、細いのに所々ゴツゴツとした筋肉の筋が走る男の体。 奥二重の切長の瞳の上では、サイドに釣り上がった眉が不埒に歪む。 ふわふわの黒い毛並みにまんまるの可愛い鼻と口。コロンとした丸い尻尾のあーくんからここまでかけ離れた姿になったというのに… 「…アラン…可愛い、大好きよ?」 「紗羅…っ、紗羅!」 両手を繋いで、大波のような快感に素直に溺れる私は、…もう、アランとあーくんを同一として疑わなかった。 私と同様、快楽に溺れる目の前の悪魔の瞳の奥は… 懐かしく、愛らしい。あの頃のまま…深い深い黒に染まって私を癒す。 彼を思うこの気持ちは…愛情か?…それとも、悪魔の洗脳か? そんなことはもうどうでもいい。 「紗羅…俺のこと、クマじゃなく、悪魔でも…っ、愛してくれるか?」 必死にこくこくと涙を浮かべて頷いた。 そうすれば、アランは噛み締めるように目を細めて…。 「紗羅、…悪魔の子を孕め。」 「…っ、あああ、」 ベッドに私を沈めて強く腰を掴んだアランは、子宮をぐちゃぐちゃに崩す勢いで腰のスピードを上げた。 「ひ、…あ、あ、あっ…こ、壊れ、る…ぅうああ」 部屋に響く私の嬌声はまるで獣。 そうでもしなければ、この刺激に耐えることなんてできなかった。 「…っ、」 「…っく、んん、」 私が気を失うのと、彼の欲が吐き出されるのと…どちらが先だったか、なんて… もちろん途中で意識を飛ばした私には分かるはずがなかった。
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