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渚が泣いていた理由
渚は雅美の手を掴んだ。
渚『聞いて』と小さな声で必死に伝えようとした。
雅美『なに?ゆっくり話せば良いよ。待ってるから』と穏やかな口調で言った
渚『私、友達が欲しいの。だけど上手く声をかけられなくて、声をかけようとしたら、クラスメートに『なに言ってるか、解らない。こわっ』て言われちゃって悔しくて悲しくてトイレに駆け込んで泣いちゃったの』
雅美『そうなんだ。辛いね。それは』と言い、渚の背中をさすった。
それから渚は、なにかと雅美に引っ付いていくようになった。
雅美『私に引っ付くと皆から避けられるよ』
渚『いいの。もう避けられてるから。それに私、雅美ちゃんと友達になりたいの』
2人は友達になった。
麦は、その様子をみて頭の中に浮かんだ事と同じ状況だと思った。
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