初候~土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

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初候~土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

2/20 2/19は雨水でした。雨水は立春と啓蟄の間なんで春間近といったところです。  雨水なる部屋干し既に乾きけり 何を思ったのか、俳句を始めました。雨水っていい感じの季語だなってのがあるでしょう。   滴りを止めて雨水の音を聞く  キャラ買いのデザート食す雨水かな 3句目はファミマがコラボしたウマ娘、メジロマックイーンのプリンを詠んだものです。右の大盛り焼きそばはマックイーンの孫のゴールドシップ(左脇の子)です。 2c10650a-fb82-4f46-8545-094b96b594bf 1年を立春から24等分したのが24節気、それを更に4,5日ごとに初候、次候、末候に分け、それぞれ名前が付いています。例えば雨水であれば、  初候~土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)  次候~霞始靆(かすみはじめてたなびく)  末候~草木萌動(そうもくめばえいずる) といったものです。 2/21 歳時記を見ながら果物の季語で作ってみました。  冬林檎かすかに温きナイフかな  底を見て棚に戻せし春苺  ほめられて指を折りたり春蜜柑 次は花で3つ。  病多く医師を巡りて梅香る 84be2062-68f1-41d3-b2b9-96654821e5c5  水遣りて香りしげしやシクラメン  セーターに百合を抱えず香のみ盗る 2/22 家族のことを詠みました。  姉からのバレンタインを集う子に  祖母と母と行きし旅行を姉に訊く  父は歌吾は俳句を涅槃会に 涅槃会(ねはんえ)はお釈迦様が入滅した2/15のことを言うようです。 猫の日を季語にしました。  猫の日に店の内外そっぽ向く  ウクライナ美麗な猫も春愁か  呼びかけて夙に逃げおり猫の日に 2/23 冷蔵庫が壊れました。  春待たずなどて逝けるや冷蔵庫  陽の伸びて冷蔵庫まで届きけり  春野菜冷蔵庫より取出しぬ 草の句です。うまごやしはクローバーかな。  蓮華草古き写真の目に残る  うまごやし蹴散らし降りるパラシュート  蓬草摘めども倦みて団子買う
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