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内海浩司はバックミラーに映るun copanの看板を睨みながら、ふんと鼻で笑った。
「何が才能だ……。わかったような口をきいて」
運転席に座る黒川がビクビクと肩を縮める。
「ライトハウスのこと、イベントのことを調べろ」
浩司は先ほど優華から渡された資料を、投げるように助手席に放るとため息をついた。
「涼太を潰せ。徹底的にだ……!」
黒川は助手席に投げられた資料を横目で見つめた。
その一番上には、「ライトハウス 萩原優華」の名刺が光っていた。
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