プロローグ

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プロローグ

 『あなたには忘れられない人はいますか?』  多感な十代、誰しもが通り過ぎるその季節に俺は一人の人と恋をした。  ささやかな刺激に心揺れ、瑞々(みずみず)しくも時に切ない高校時代。  大人になり振り返るとそれは、本当にあっという間に消えていく流れ星のような時間だった。  そんなかけがえのない時の流れのなか出逢った人。  ずっと忘れられない、大切な大切な――……彼。
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