卒業

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俺はもう、いまの生活から 卒業すると決めたんだ。 いい加減、独り立ちしなければ。 いつまでも、 親を苦しませるわけにもいかない。 俺を取り巻く世界は情けないくらい狭く ぬるま湯に浸かりっぱなしの日々。 もう、母さんの苦しむ声は聞きたくない。 母さん、泣かせてばかりでごめんな。 俺、裸一貫で頑張ってみる。 ここを出ていくよ!じゃぁな! 「おんぎゃー!おんぎゃー!」 『お母さん、頑張りましたね! 元気な男の子ですよー!』
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