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イスリール・ザジ・ジブリール
ラシードの二番目の兄。
サファーとは真逆で剣術が好きで、熱心に稽古をしている。
ラシードに剣術を勧めたのも彼。
サファーをとても慕っていて、将来は兄の補佐をするのだと楽しみにしていた。
補佐役になる為に剣術を頑張っていたらしく、ラシードが音を上げても、一人で稽古を続けていた。
ラシードと年が近いが、しっかりと兄の自覚はあり、サファーと同じようにラシードは絶対守ると決めていた。
兄のサファーが毒殺された二年後、夜中に忍び込んできた何者かに斬殺される。
暗がりの中ではあるが、ラシードにはしっかりと見えていたが、あまりのショックと恐怖で、記憶から抜け落ちていて、葬儀の後に我に返る。
イスリールも日記をつけており、子供ではあったが、サファーの事件と派閥争いがあることを見抜いていて、ラシードに何かあるかもしれないからと日記を遺していた。
二人の兄に愛されていたことを改めて知ったラシードは、皇帝として悪事や不正は見逃さない法律まで定めた。
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