登場人物

15/27
前へ
/35ページ
次へ
イスリール・ザジ・ジブリール ラシードの二番目の兄。 サファーとは真逆で剣術が好きで、熱心に稽古をしている。 ラシードに剣術を勧めたのも彼。 サファーをとても慕っていて、将来は兄の補佐をするのだと楽しみにしていた。 補佐役になる為に剣術を頑張っていたらしく、ラシードが音を上げても、一人で稽古を続けていた。 ラシードと年が近いが、しっかりと兄の自覚はあり、サファーと同じようにラシードは絶対守ると決めていた。 兄のサファーが毒殺された二年後、夜中に忍び込んできた何者かに斬殺される。 暗がりの中ではあるが、ラシードにはしっかりと見えていたが、あまりのショックと恐怖で、記憶から抜け落ちていて、葬儀の後に我に返る。 イスリールも日記をつけており、子供ではあったが、サファーの事件と派閥争いがあることを見抜いていて、ラシードに何かあるかもしれないからと日記を遺していた。 二人の兄に愛されていたことを改めて知ったラシードは、皇帝として悪事や不正は見逃さない法律まで定めた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加