Everyone Must Be Killed

Talk About Harbingers

歴史とは謂わば勝者の軌跡に過ぎず、その裏に数多の敗北があるということは自明の理であり、そして先駆者たちはそこに隠れることができた。

歴史の敗北者たちはのさばる勝者を憎み、先駆者はその匂いにつられて現れたと人々は言う。隅に追いやられた、歴史に悪の烙印を押された人々に救いの手を差し伸べようとしていたのか、それともさらなる堕落に貶めようとしていたのか。それはもうわからない。群れから離れた、羊を喰い殺しかねないある意味での真の強者たちと共に先駆者は生きたとされた。

そして、イエスの復活から2000年が経ち先駆者の存在は堕落しきった羊たちの中に戻ってきた。