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[私の職場ってちょっと独特なんだけど、この状況を理解してくれて、お休み頂けているんだけど日を追うごとに凄いプレッシャーかかって、どうしよう、この先もし声が戻らなかったら、とか、出たとしても前みたいに歌うことが出来なかったら、とか考えると睡眠不足になったり酷い頭痛に見舞われたりで散々だったんだ]
一先ず文章を打ち終えると、何とも言えない表情で私の事を見た
そんな状況の彼女に対して、下劣な行為をした奴がとても許せなかった。
とは言っても、過ぎ去ったことを悔やんでもねたんでも仕方がないことではある…
「やっぱり、今でも睡眠不足だったり、体調不良に見舞われたりするのか?」
私が問いかけると、瑠菜は首を横に振った
[ううん、最近はだいぶ落ち着いたかな、と言うよりはちょっと、諦めの境地に近いような気がしなくもないけど、それでもやっぱり精神的につらいときは多々あるね]
「そうか……」
難病、と言っても差し支えの無い状況に居る彼女に対して、気の利いた事を言ってやれない自分がとてももどかしかった。
[でも、ちょっと安心した、一人で家に居るよりも、お仕事してる方が気楽とは言いたいけど、これじゃ使い物にならない、と思ってた矢先、和乃香さんと一緒に過ごせるので凄く頼もしいです]
とてもこそばゆい事を言われてしまい、私はあいまいな返事しか出来ない最中
彼女は続けて、パソコンで言葉を紡ぎ続けた
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