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余命宣告
「君はもう半年も生きれない」
そう言われた時俺は悲しさよりもワクワクが勝っていた
何を言っているんだ!って思う人も
いるのかもしれない。
だが、俺はそんなことよりも残りの半年をどう過ごすかが重要だった。
俺は病院での治療をやめ自宅での療養と言う最期の時間を過ごすことにした
しかし、現実は甘くない
学校に行かなければならないのだ
正直あまり学校は好きではない
理由は簡単でいじめられているので
本人たちはいじめだと思っていないのだが
当事者からすればいじめである
俺はそれに耐えてきたずっと……
余命宣告を受けて我慢をやめようと思う
俺は今まで穏便に高校生活を送るために我慢し続けた、まぁ、八つ当たりにその辺の柄の悪い連中と(・・・・・・・)拳を確かめあったりしたが特に何も無かった。
まぁ、そのおかげでなぜかこの辺りの治安が良くなったらしいが
ともかく、我慢を止める俺はまず完全に陰キャとかしている前髪を切る。
この前髪も平和に生活するためだったんだが
どうせ1年も持たないので切る事にした
どうやら、知り合いに聞くと俺の顔は整っているらしい、よく分からんけど……
まぁ、親の遺伝だろうな……写真を見ると
客観的に見ても両親は美男美女だった
まぁ、3年前に亡くなったのだが
今は両親の残した遺産で暮らしている
そんなことを考えているともうすぐ家を出る時間だった
俺は急いで家を出る
しばらくして校門の前に近づくにつれ
刺すような目線を感じた
俺は弱音を言う自分の心に喝を入れて
学校の門へと踏み出した
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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