いきがる奴ほどよく喋る

1/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

いきがる奴ほどよく喋る

俺は自分を偽って今まで過ごしてきた まぁ、残り半年しかない命だ好きに生きようって 思ったけど特に目的もないわけで…… 前髪を切ったせいかすごく見られる (あれ? 俺そんな見るに堪えないような顔してるのか?) あいつまさか、騙したな? そう思いながら教室へ入ると 見るからに陽キャなギャルこと藤原が、 「ねぇ? 君転校生? 教室ここなの?」 そう猫なで声で話しかけてきたいつも俺の時は辛辣な言葉しか掛けなかったくせに現金なヤツだ その声を無視して俺は自分の席に座る すると周りが息を飲むような声が聞こえた すると藤原が 「ねぇ、ここ君の席じゃないでしょぉ? ここはクソ陰キャの席なんだよ?」 相変わらず酷いやつだ まあ、これでもクラスの人気者なのだからこの学校自体がクソなんだとは思うが…… 俺は面倒くささも感じつつこう答えた。 「なぁ、俺はそのお前がクソ陰キャって読んでるやつだが何か?」 そう言うと藤原のみならず周りにいたクラスメイト達も笑いだした 「「「ぎゃははは」」」 鳴り止まない笑い声するとお腹を抱えた藤原が 「君、面白い冗談言うんだね? 君があの内海なわけないじゃん」 そう言うと藤原はまた笑い始めた 俺はその声を無視して授業を受けることにした、 相手と同じ土俵に立つのはバカバカしかったからだ。 昼休み 俺はいつものように昼飯を食べる すると朝話しかけて来た藤原がまた近付いてきた なんだと思いながら俺は本を読む すると 「ほんとに内海なんだよね?」 そう赤らめながら言う藤原 正直言って気持ちが悪い…… お読みいただきありがとうございます! これからも応援よろしくお願いします(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!