何もかも終わってしまえば

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午後3時をまわった。 布団にはほのかに血がした。 彼は笑っていた見るに絶えない顔で、私の方を見ながら。 鏡の前で、私の顔を覆うのは誰の手? そして名無しになったワタシには 何もかも終わっていた
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