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悪いとはそもそもどんな事を指すのか。例えば犯罪を犯す。一般的にこれは悪いとされる。そしてこれが例外なく悪いと思った人は一つ思い留まって欲しい。
恐らく殆どの人間が今の例を見て悪いと思っただろうが、ここにはそもそもどんな犯罪でどうして犯罪になったのかという情報が欠けている。そう、世の中には冤罪というものも同時に存在するのだ。そこを慎重に精査出来ない人間は、これを一方的に、そして即座に悪と見なしてその情報を肉付ける情報ばかりを受け入れ、それ以外の情報を自ら遮断するよう否定してしまう。
つまり私は、悪というのは人の印象の中にしか存在しないと思っている。法も倫理も道徳も、所詮は土地や環境で変わるのだ。そういった変化する価値観の中に、絶対的な正義など存在せず、だからこそ同時に絶対的な悪など存在しない。そう私は考えている。
そしてその上で私はこれを見る皆さまに問いたい。死んで良い人間は誰なのか。
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