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【あとがき】
『空と渚と二つの淡海』を最後までお読み下さり、有難うございました。二つの淡海の間に架かった五線譜をバイクが走るお話、如何でしたでしょうか。
終盤で、ピアノの蓋を閉めたからって鍵が掛かるのか…と思われた方、ご尤もです。私も鍵が付いたピアノを幾つか見て回りましたが、現代のピアノはどうもそうなりそうにない。ですが、あのシンメルはめっちゃ古いのですよ。香芝家がヨーロッパへ人を遣って探し当てた骨董品…だから、そう言うこともあるだろう、あるかも知れない、あることにしよう…と話とピアノを締(閉)めてしまいました。
さすがは魔法の鍵! m(__)m
異なる「手に職」を持った二人はこの先どんなメロディを奏でてゆくのでしょう。時には調律が必要になって、鮎や奏が乗り込んでくるかも知れません。紬や聖がプレリュード(前奏曲)からリピートしてくれるかも知れません。大丈夫。なんだかんだ言っても周囲は皆、二人の応援団ですから。
因みに、渚の愛車、カワサキZ125は私の愛車でもありますが、あれで200km近く走るのは辛いです。何回も往復した渚を褒めてあげたいです。早いとこニイハンのZかNinjaに乗せてあげたい…。
最後に注釈を幾つか。
① バイクのイラストは描くのが大変面倒なので随分端折っています。雰囲気だけという事でお許し下さい。
② 作者はピアノ調律もギター製作も実務経験はありません。描写等で誤った記述がありましたらご指摘下さい。
③ 本文中の小さな地名・地理は架空のものです。
④ 渚たちの関西弁は京都系関西弁に近づけたつもりですが正直、よく判りません。滋賀県出身の同僚の話し方も大阪弁とごっちゃです。リセのように京都生まれ、宝塚育ちなんて妙な設定した方が悪いのですが。
一方、浜松の言葉は標準語ライクにしています。隣の磐田市出身の元同級生に方言は少なかったので。(たまに「お茶は静岡だらー」とか言ってましたが)
以上、言い訳でした。
『空と渚と二つの淡海』をお読み下さいまして誠に有難うございました。
♪ Suzugranpa
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