薄命
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病が僕を支配している 命が重く苦しくそして愛おしく 僕は独り臓腑を掻き毟る 伸びた髪と爪 鏡に映る僕は幽鬼の様 鋭利な眼光は妙に不自然に蒼白く注射針の様に刺す 全てを破壊してしまいたい衝動をこの心臓の中に閉じ込めて 指先が疼く 透明な息苦しさに泪を零し 畳を這う蟻は何処へ行くのか 掌の中で其の命をそっと殺める 薄命な命よ せめて麗しい日の元で最期に小さく輝け
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