Seen4 危険な鑑賞会

19/36
前へ
/548ページ
次へ
『んぅ、…クチュ、ふぅ、』 「…ひ、ゃやややや、ちょっ、まって…?!」 画面上にアップで映し出されるキスシーンのあまりの生々しさに思わず発狂する。 な、何これ、何これ…え、…え、えええええ?! 獣みたいにお互いを食べ合うみたいな口づけ。 舌がお互いの口内口外問わずに舐めまわし、その間くねくね体を捩らせながら手は身体中を弄る。 …な、なんてエッチなの…。そして、私、なんでこんなもの一人で見てるの? 軽くパニックになりながらも、顔を覆う両手の指の間からしっかり目だけは画面に釘付け。 カメラは女性の胸をアップで写し出す。 そこをツンっと指で突く男性。『もう。やだぁ』と猫撫で声をあげつつも、本気で手を払いのけることはせず男性の腕に女性は手を乗せる。 男性は人差し指の関節を動かして、服の上から女性の胸先をコリコリと刺激する。 女性は口元を手で覆って、「ん…っふ、んん」などと甘い声色で詰まった音を出す。 …こ、こういう…声が出るの…?ね、猫みたい…。 ごくりと生唾を飲んで、お尻に敷いていたクッションを胸に抱いた。 キスをしながら男性が女性の服の中に手を入れて。 激しく手を上下しながら、服を捲し上げ、カメラに見せつけるように胸をさらけだすと、鼻息荒くブラジャーをずり下げ、その刹那ポロリと豊満な乳房がこぼれ落ちた。
/548ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1145人が本棚に入れています
本棚に追加