Seen4 危険な鑑賞会

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「ひ、…や、え、…大き…、」 自分のものとは違いすぎる爆弾級の女性の胸に目を見開く私は思わず自分の胸を両手で抱えた。 え、無理、…勝てない。ベッドシーンにこれが求められるなら、私土俵にすら上がれないです、昴くん…っ! 絶望感に打ちひしがれる私を置いて、画面の中ではノンストップで行為が進む。 ブルンブルンと震える乳房をいいように揉みしだく男性は顔をそこに埋め、彼女のピンクの胸先にしゃぶりつく。 時折舌を出して、尖った乳首を犬みたいにぺろぺろ舐めてる。え、怖い。無理、やだ。 『あっ、ああ、…んん、」 『気持ちい?」 『ん、気持ちい、…あっ、』 き、気持ちいい?! へ?体舐められて…気持ち悪くないの?!痛くないの?! 衝撃の嵐に、目が眩む。 好きな人に裸見られて舐められて…、え、恋人って…なんかすごいんですけど。 ついていけない私を思いやることもなく、画面の中では着々と行為が進む。 女性の足が椅子の上に乗せられ、短いスカートから簡単に露わになる下着。 中央にシミを作る下着を見せつけるように指でなぞって、それから下着をずらして秘部がアップで画面に映し出される。 「…はああああ、モザイクありがとう……っ!」 クッションに顔をダイブして心底安心した私だが、 いや、これ実際シている時には丸見えなのでは?という考えに行き着いた瞬間サーっと血の気が引いた。 無理、他人にこんなところ見せるなんて…死んでもいや。 え…想像したら泣きそう。…やだ、自分でも見たことないのに…は、恥ずかしすぎるじゃない…、 忙しなく続く衝撃の展開に、有名なアクション映画なんかよりずっと手に汗握る私は唇を噛んで、それでもこれは勉強なんだから…と、必死に画面に目を向ける。 …と、
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