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「へ？！…ま、待って…？！わ、…わ、え、ほんとに入るの？！」
グチュグチュと音を立てて入っていく男の人の指。
保健体育で女性の性器に男性の性器を入れることで赤ちゃんができる、ということくらい習っているものの、実際に女性の膣に何かが入っていくのを見るのは初めてで絶句してしまう。
激しく乱暴に抜き差しされる指。その度に激しく身を捩りながら喘ぎ叫ぶ女性。
え、…もう、怖い…泣きそう…うう、ちょっと気持ち悪いかも…。
見慣れない映像が流石に耐えきれず、不真面目に目を逸らしてしまったその時、
「みーちゃん、どう？大人しく見れた？」
「ううう、昴くん……っ！」
「え、何。どしたの。」
お風呂から上がってリビングに帰ってきた昴くん。
パソコンから逃げるように立ち上がって昴くんに泣きついた。
「お願いぃ、一回消してぇ、」
「え？…そんな刺激強いやつだった？割とノーマルそうなのを選んだんだけど。」
「ううう、ゆ、指が…体内に…、ううう、ホラー」
「…ふっ、はは、ホラーって。美波、やばいね。」
「…、」
クシャッと笑った昴くんは私の頭をぐりぐりと撫でて、片手で私を抱きしめる。
そのまま前進してマウスを操作した昴くんは相変わらず女の人の中に指を抜き差ししている動画を一時停止させた。
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