Seen4 危険な鑑賞会

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「何?ひとりで見るの怖かったの?」 「と、トラウマなりそうです…」 「なんないよ。いつか自分もされるんだから。」 「さ、されるんですか?!」 「さあ、知らんけど。」 冷蔵庫からペットボトルのお水を取り出しながらクールに笑う昴くん。 お風呂上がりの少し湿った髪がセクシーでかっこいい。 「昴くん、髪乾かした?」 「ん。適当に。」 「はい。美波もチェックする。」 「は?」 ソファーの上に座って手を広げると不思議そうに首を傾げた昴くんが言われるがままにこちらに近寄ってくる。 ここ座って?とソファーの下に置かれているクッションの上に座らせると、先ほど昴くんがしてくれたみたいにタオルでくしゃくしゃと髪を拭いてあげた。 「まだ全然濡れてるよ?昴くん。」 「俺は男だから、放置してれば乾く。」 「ダメだよ。」 「んー、じゃ、これからはみーが乾かして?俺はみーの髪乾かしてあげるから。」 女性の膣に指を入れられた静止画を目の前にしながらも爽やかに笑う昴くんは、「みーも水飲む?」と言いながら、キャップの外れたペットボトルを後ろ手で私に差し出してくれる。 口元に飲み口を近づけられたから、昴くんの頭をわしわし拭きながらそこに口をつけるとゆっくりと角度をつけたペットボトルから口内に水が流れ込んでくる。 「ありがと、昴くん。」 「どういたしまして。美波、髪の毛もういいよ。」 「え?」 立ち上がってソファーの上に膝をついて乗った昴くんは、私の後ろに回り込む。
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