1146人が本棚に入れています
本棚に追加
「何?ひとりで見るの怖かったの?」
「と、トラウマなりそうです…」
「なんないよ。いつか自分もされるんだから。」
「さ、されるんですか?!」
「さあ、知らんけど。」
あわよくば俺が、って思ってるけどね。
それ言っちゃったら逃げちゃいそうだから今はまだ黙っとく。
風呂上がりの喉を冷たい水で潤わせながらソファーに近づくと、ふいに「昴くん、髪乾かした?」と尋ねられた。
先ほど風呂上がりの美波に俺が言ったことを真似しているんだろう。
「ん。適当に。」と真顔で答える俺に、「はい。美波もチェックする。」と両手を広げてニコッと笑う美波。
え、…なんそれ、かわゆ…。
美波、って何、自分のこと美波…って。
呆然としながら彼女に言われるがままに床に座って、タオルでくしゃくしゃと髪を乾かしてもらう。
なにこの癒し、最高なんですけど。
この家に女の子がいて、やることなんてひとつだった。
性欲が満たされれば、適当に飯食って解散して…。それで十分満足だったはずなのに…なんかその時よりも今の方が圧倒的に幸福感がある。
…でもね、俺…欲張りだからさ。
こうやって美波に髪触られてると、ムラムラしてきちゃうんだよね。
美波を後ろから抱きしめて、再び動画の再生ボタンを押した。
さて、みーちゃんはどんな顔してAV見るのかな?
楽しい反応、鑑賞させてね?
最初のコメントを投稿しよう!