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再び始まったAV。わざとらしく激しく出し入れされる男優の指を見て…美波の泣きそうな顔が度々こちらを振り返る。
「ね、ねぇ…」
「ん?」
「こ、これ…痛くないの?」
「んー、多分気持ちいいんだと思うよ?まあ俺男だから知らないけど。」
「そ…っか、」
怯えたように俺を見上げる美波に心臓がギュッと痛む。
もうこのまま何も知らない美波ちゃんでいてほしい気もするけれど、他のやつに教えられるくらいなら、さっさと俺が教えてあげたい。
俺が今まで他の女の子としてきた行為は思いやりのない、ただ欲を満たすだけの効率だけを重視しただった。
でも、まだ未知の世界に不安を抱く美波には…、
セックスの良いところだけを詰め込んだ、みたいな…優しくて幸せな初めてを体験してほしいな、…なんて柄にもないことを考えた。
そのうち、画面上の女がイッたのを見て不思議そうにする美波に“イク”ことについて懇切丁寧に教えてやると、「こんな感じですか?」と真剣な顔で体を震わせた。
もうそれが…面白くて可愛くて愛おしくて、全ての感情が笑いとして外に出る。
「ふははっ、いきなり何かと思った。」
「え?…だ、だって、演技の勉強…だし、」
「今のじゃ打ち上げられた魚だよね。…くく、」
「ええ…?…難しい…、」
シュンと見えない犬耳を垂らして肩を落とす美波は、それでも何度か体をピクッとピクッと揺らすから、
え、無意識に練習してんの?かあわいいねぇぇ…?
全力で可愛がりたい気持ちをグッと押さえて、美波の頬をさらりと撫でてこめかみにキスを落とすだけで我慢した。
本気で可愛がったらウブな美波には刺激が強すぎて死んじゃうよ?
だから、勉強頑張りなよ?早く全力で美波を可愛がらせて?
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