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怪訝には思ったが、俺はそのまま夕食の準備に取り掛かった。
すると少し間をおいて、また来た。
ぱらぱらぱら。
砂が降ってきたのだ。
どれだけ周りを見てもどれだけ考えてみても、導かれた結論は、砂が頭の上から降って来るなんてありえない、の一つしかなかった。
――いったいなんなんだ、これは?
気にしないように無理矢理自分に言い聞かせて、夕食を作り終えて食べていると、また砂が降ってきた。
ぱらぱらぱら。
砂は大した量ではなかったが、喰いかけの夕食の中に砂が少し入ってしまった。
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