砂かけ

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ある日、山で一人キャンプをしていた時のことだ。 ぱらぱらぱら。 突然、俺の頭に砂が降りそそいできた。 ――なんだ? 周りを見わたした。 もちろん上も。 俺はその時河原でキャンプをしていた。 周りには木も生えていないし、人も誰一人いなかった。 そして風は、完全に無風だ。 砂が頭上から降って来る要素など、微塵もない。
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