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信条充について
俺は昔から所謂人が見てはいけないものが見えた。
さっきのチビ…闇鬼は魂と混ざりあってそう経っていないので直ぐに人を襲うような事はないだろう。
「あっ!そういえばさ、お前は転校生の如月琴音ちゃん、どう思うよ!」
一階にある食堂に向かうため階段を二人並んで降りていると、突然誰だか知らない名前が颯天の口からとびだしてきた。
「ん?誰だそいつ?」
「いや誰だって……、今日うちにきた転校生だよ、それもめっっちゃ可愛い!朝、先生が紹介してただろうが!…もしかしてそん時からもう寝てたのか?流石充だな。」
「寝た判定速くないか?いや、寝てたけどさ…。」
階段を全て降り、そのまま食堂まで繋がる一本道をすすむ。そして丁度食堂の入り口、人でごった返すカウンター横を抜けようとしたその時だった。
「……!、なんでこんな時間に…!」
突如学校の裏山らへんから闇鬼の現れるゲートが発生した気配が肌を刺した。
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