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「弁護士先生ってピンからキリまであるんだって。素人が適当に選んで変な人に当たったら取り返しがつかないじゃない。アンタの人生がかかっているんだから。だからね餅は餅屋っていうから律君に相談したの」 「餅は餅屋?意味不明なことを言わないでよ!」 「アンタ何にも知らないのね。律君は立派な弁護士先生なのよ。だから相談したの。残念ながら律君は企業担当だからできなかったから同僚の民事担当の先生を紹介してもらったのよ。アンタは律君に足を向けて寝られないぐらい恩があるのよ!」 知らなかった・・・あの律君が弁護士になっていたなんて・・・勉強ができて進学校に通っていた事は知っていたけど 「わかりましたよ!会って3年前のお礼を言えばいいんでしょう。お見合いとか訳わからい事を言わないでよね。私はバツ1なんだから」 「相変わらずネガティブね・・・」 「それより律君て私より4歳年上よね。弁護士なんて立派な職業なのに結婚していないの?それとも私と同じバツ1?」
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