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「でも、まだ再会して1週間なのに本音で全てを話すのなんて難しい」 「そんな関係なのに、速攻で結婚を決めたのは誰?」 「私・・・です・・・」 「でしょう?ならば頑張りなさい。今度は手は出さないけど陰ながら応援しているから」 予想外に突き放される 母が言うことは正論でもっともだけど・・・ 部屋に戻りベッドの上で寝そべりボッーっと今日の事を思い返す 寸止めで止めた律君 なぜ、止めた? 初めては今じゃないとか言っていたっけ 大の30を超えた男性がこんなことを言うなんて…可愛いとしか思えない たぶん元夫と何気なく無意識に比べている あんな人と比べるなんて失礼過ぎる 律君はあの人とは全然違う人なのに まさに月と鼈ぐらい誠意の差があるというのは一目瞭然なのに 今度彼と会う時には私の疑問を彼に聞くことを私はできるのでしょうか? できたらいいけど、気合をいれないとできないような・・・ やはり正面から彼にぶつかるのって難しいよね 嫌な顔をされたら、カウンターパンチを受けたぐらい衝撃度は大で絶対、再起不能になりそう
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