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「あっそ・・・」
「この朱色と七幸が着る白無垢。見てみたい」
頭の中で想像しているのか一人で思いだし笑いをしている
「次、行こうか」
そんな律君を無視するしかできない
次はそこから車で10分のところにある大社
門は朱色ではなく茶色
律君のテンションはさっきよりもかなり低め
私達はお参りをした
「あっ・・・」
日本で有名な神宮のご神木が祀られている
お参りをしていると、すごく心が温かく感じた
気持ちが穏やかになり、懐かしくずっとここで手を合わしていたい気分になった
結構、長い時間こうしていた。私の隣で律君はずっと私が終わるのを待っているけど、そんなことを気にしたくなかった
目を開けて横を見ると不思議そうに律君が私を見てる
「何か感じた?」
「ええ、すごく気持ちが良かった」
「何が?」
「言葉で表せないけどすごく暖い気持ちになりました」
「そう」
律君は何かを考えているのか、黙ってしまう
どうしたのだろう?
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