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「律君どうしたの?」
「このご神木の本元で式を挙げないか?お気に入りのようだし」
「遠くない?」
「車で片道2時間ぐらいかな。参列は家族だけだから日帰りでバスをチャーターして僕たちは近くのホテルで何泊か泊まるってどうかな?」
「インコさんたちは?」
「その時は実家に預けるよ。今でも出張の時は預かってもらってるし」
一瞬、その案もいいかなって思ったけど人気があるからなかなか予約が取れないのでは?
「じゃあ来週、行ってみない?」
「わかった。予定しておくよ」
という話になり翌週、早速行ったのは言うまでもない
予約も休日は1年先まで取れないけど平日はOKだったので、参列も家族だけだったので大安の日に仮予約をその場で入れた
日時などを決めたのはほとんど律君で有無を言わさず仕事が早い
私だったらきっと「親に予定を聞かなければ」とか言って持ち帰っているだろうけど
着々と進む結婚式の話に、何とも言えない不安感が募る私だったけど隠すしかなかった
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