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私の身体に巻き付いている律君の手が離れ顎をぐいって引き上げ唇を重ねる
そしてあっという間に私の口内に彼の舌が
私を味わうようにまさぐっている
息ができないくらい強い力で
私が知っている唯一の人とは違う熱いキス
受け止めるだけで精一杯の私
何よりキスだけなのに気持ちイイと思ってしまう自分、明らかに経験値が低い
「う・・・ん・・・」
私もそれなりに必死に彼の舌に絡む
部屋の中はさっきの寝息だけがしていた静かな空間はどこいった?と思えるぐらい唾液の絡まる音と激しい息づかいの音しかしない
今までの私はここまで積極的にキスも参加する方ではなかった
でも、律君には以前の私みたいなことをしてはいけない
元夫とは違う自分を見せなければ・・・そうなるように必死だった
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