第4話 冷徹の女神

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ー洞窟内ー ミリル「…そんなことがあったんだ…昔の私がごめんね…ティリア」 ティリア"ううん、皇帝神様も私のこと嫌いだから封印したわけじゃないと思うんだ" ミリル「でも剣だったら直せると思うのに…直さずに放置するなんて…」 ティリア"…皇帝神様は忙しかったから…私に構う時間がなかったんだと思う" ミリル「……ティリア」 ティリア"ん?なぁに?" ミリル「私はティリアが必要だよ。ティリアがいないと生きていけないもん…ティリアより強い剣が現れても私はティリアを使うよ…ティリアのことに関しては全く記憶にないのに…ティリアを見てるだけで嬉しいから!」 ティリア"……ありがとう。皇帝神様…皇帝神様にそんなこと言われるなんて…嬉しいなぁ…今までそんなこと…言われたことないから……" ミリル「っ!ティリア泣かないでっ!錆が出ちゃうよ!傷ついちゃう!」 ティリア"私の涙が出ることはないから大丈夫。私は剣の中に宿ってるだけ" ミリル「…でも心配だよ……」 ミリルは鞘を出して、ティリアを持ち、鞘の中に戻した ティリア"ど、どうしたの?…皇帝神様" ミリル「流石に刃が出てるとまた頬切っちゃいそうで怖いから…こうすれば抱きつくことが出来るでしょ?」 ミリルは鞘に戻したと同時に鞘ごとティリアに抱きつき、鍔を撫でたりしていた ティリア"っ……皇帝神様ぁ……大好きっ…" ティリア(久々に感じた皇帝神様の温もりはとても暖かった。大好きな皇帝神様。絶対私が守るから…戦うから…私を捨てないでね…)
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