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ー洞窟内ー
ミリル「…そんなことがあったんだ…昔の私がごめんね…ティリア」
ティリア"ううん、皇帝神様も私のこと嫌いだから封印したわけじゃないと思うんだ"
ミリル「でも剣だったら直せると思うのに…直さずに放置するなんて…」
ティリア"…皇帝神様は忙しかったから…私に構う時間がなかったんだと思う"
ミリル「……ティリア」
ティリア"ん?なぁに?"
ミリル「私はティリアが必要だよ。ティリアがいないと生きていけないもん…ティリアより強い剣が現れても私はティリアを使うよ…ティリアのことに関しては全く記憶にないのに…ティリアを見てるだけで嬉しいから!」
ティリア"……ありがとう。皇帝神様…皇帝神様にそんなこと言われるなんて…嬉しいなぁ…今までそんなこと…言われたことないから……"
ミリル「っ!ティリア泣かないでっ!錆が出ちゃうよ!傷ついちゃう!」
ティリア"私の涙が出ることはないから大丈夫。私は剣の中に宿ってるだけ"
ミリル「…でも心配だよ……」
ミリルは鞘を出して、ティリアを持ち、鞘の中に戻した
ティリア"ど、どうしたの?…皇帝神様"
ミリル「流石に刃が出てるとまた頬切っちゃいそうで怖いから…こうすれば抱きつくことが出来るでしょ?」
ミリルは鞘に戻したと同時に鞘ごとティリアに抱きつき、鍔を撫でたりしていた
ティリア"っ……皇帝神様ぁ……大好きっ…"
ティリア(久々に感じた皇帝神様の温もりはとても暖かった。大好きな皇帝神様。絶対私が守るから…戦うから…私を捨てないでね…)
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