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出会い1。
遅咲きの桜が、散る頃だった。あたしは、黒井墨絵、17歳、ギャルだ。蒲田女子高等学校に転校して来た。
教室に居ると、早速、ギャル仲間が出来た。
『これで、いいんだ。輪から、外れず、自分の道を行く、それが、あたしだ。
でも、何だろう、モヤモヤする...。
何か、むなしい...』
あたしが、メイクをしていると、一人の少女が、言ってきた。
[あの、メイク上手ですね、それを生かして、私と、一緒に、書道パフォーマンス、しませんか]
ギャル仲間が、笑う。
[マジウケル、書道パフォーマンスって、渋すぎるんだけど]
あたしは、もちろん断る。
[悪いけど、渋すぎて、あたしには、できないね]
続く。
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