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ピチャン、ピチャン、ピチャン、、。
???
私は目を開ける。
あれ?私なにして、、、?
何が起きたか、分からない。ただ、しばらくの間気を失っていた?らしい。隣には、先程の私と同じく由実とひろきが気を失ってのびている。早く起きてくれないと困るので、
「ゆーみー、ひろきー、おーきーてー!」
私は大声で叫んだ。
「んー?なにー?」
由実は寝ぼけているが、とりあえず起きた。
「、、、、!、、夢じゃないの、、! やっぱり現実だったの、、!? もう、どうなってるの、、家に帰りたい、、、。」
完全に意識が引き戻されたらしき由実は呟いた。そして、いつの間にか起きたらしいひろきはそんな由実を見つめる。そして、、
「、、由実。僕らはもう、高学年だ。力を合わせて家に帰るんだ。」
決心したように、はっきりと言った。
「うん、そうだよね!」
由実もひろきに言われ、決心したようだ。そして先を見る、、、。
「みずうみ?」
私たちが先を見るとそこには湖がある。乗り物も何もない。つまり、泳がないとならない。
「「「、、、。」」」
「泳ぐ?」
沈黙の中、私は提案する。
「「えー。」」
「、、だって!乗り物ないならこれしかないじゃん!」
みんなひどくないか、せっかく勇気だして提案したのに。
「あ、ロープある。そうだ!先にぼくが向こうにロープの先持って行くから、後で二人はロープつたってきて。」
ひろきがありがたい発言をする。
「「りょうかいでーす☆」」
二人でひろきに返事をした。
しばらく経って、、、。
「来ていいぞー。」
ひろきの声が聞こえた。その声を合図に私たちはロープをつたいながら向こうを目指す。二番手は由実。
「いやだぁー、深いー。」
由実が泣きながら言う。
「泣かない。」
私は由実に言う。泣いてるひまあるなら動かないと。
「うん。」
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