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ボディーソープ付きの手が身体をまさぐる。首筋に兄ちゃんの吐息を感じ、ぞくっとした。大きな手が、背中を泡まみれにしていく。その手はお腹に回り、さらには胸にあがってきた。
「……ふっ」
僕の胸筋に沿って、手のひらがいやらしく這い回る。いやらしい？ 兄ちゃんの手は、ただ石鹸の泡を広げているだけだ。なのに、どうしてそんなこと、思ってしまったんだろう。
「あっ」
思わず声をあげてしまった。胸をまさぐっていた手が、きゅっと突起をつまんだからだ。そのままくりくりと弄られた乳首が、甘く疼く。
「硬くなってきた。感じてるのか？」
「ちがっ、感じて、なんか……」
「そうか。じゃあ続けるぞ」
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