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「あぁっ!」  秘部に泡だらけの指が侵入してきた。媚肉をかきわけ、奥へと進んでいく。初めての経験なはずなのに、身体は勝手知ったるとばかりに、兄ちゃんの指をやわらかく呑み込んでいく。頭と身体の差異に、ますます混乱が広がっていく。 「ここだったな」 「ひぁあっ!」  視界がショートした。導火線に火をつけられたみたいに、快楽が爆発する。ぶわあっと全身に鳥肌がたち、身体中の毛穴という毛穴から汗が吹き出す。立っていられなくなって、浴室の壁に手をつき、どうにか身体を支えた。 (この感覚、おぼえがある。なんで!? こんなこと、今まで誰にもされたこと、ないのに……)
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