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 横暴な命令に、息が止まるほど興奮した。震える手で入院着を脱ぎ捨て、全裸になる。それからひざをついて屈服した。  まるで儀式だ。快楽に従順であることを誓う、奴隷の宣誓のようだ。僕らはただの仲のよい兄弟だった。たった今、「主従関係」という新たな要素が加わるまでは。 「あ……!」 「かわいいお尻だ。治療のしがいがあるな」  乱暴にもみしだかれただけで、興奮で爆発しそうになる。いったい僕はどうしてしまったんだろう。もみくちゃにされ、そのうちに双丘を割り開かれた。誰にも見られたことのない秘部をさらしてしまい、顔が燃えそうなほど恥ずかしくなる。  しばらくじろじろと視姦されていたが、そのうち、蕾にぬるりと何かが入ってきた。それが舌だと気付いた時には、もどかしい快楽の波にさらわれていた。
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