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「あ、ああ……! そんな、とこ……っ!」
びちゃびちゃになめ回され、恥ずかしさと気持ちよさで、絨毯に顔をこすりつけて悶えた。舌を出し入れされる感触が、いかがわしい望みを象徴しているようで、きゅう、とのどが鳴った。
「物欲しそうにひくひくしてる。かわいいな。……欲しかったのはこれだろう。ほら、ご褒美だ」
「……っ!」
濡れそぼった蕾に、灼熱が侵入してくる。硬くて大きくて熱いものが、媚肉を侵食していく。毒だ。両親から受け継いだ同じ血が、毒となって浸食していく。あまりの背徳感に恍惚とした。
「……初めてなのに、入れられただけでイッちまったのか。おまえ、男と付き合ったことはないはずだろう?」
「……?」
なにかが引っかかった。だが違和感の正体を探る暇などなく、遠慮のない抽挿が始まった。感じるところにぶちあてられて、疑問など雲散霧消してしまう。
「まあいい。それだけ感じてんなら、手加減する必要はないな」
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