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「やあぁっ!」
ずんと奥を突かれ、汗をまき散らしながらのけ反った。腸壁をざりざりとこすられる感覚がたまらない。よがっているうちにまた硬く滾ってきて、すぐに絶頂の淵に追いたてられてしまった。
「いく時は『イク』と言え。分かったな」
のしかかられ、耳たぶを噛まれながら命令された。噛まれた痛みさえも、目のくらむような快楽へと変換されていく。実の兄から下された卑猥な命令に、なんの疑問も持たず従ってしまう。
「イクっイクからあっ、あおい、にい、ちゃ…っ!」
冷凍された夢はついに溶けてしまった。溶けた夢は止まることなく、僕らを間違った快楽へと導き続けていく。あらがうこともできず、僕はただ溺れることしかできなかった。
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