田島という存在

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 田島はドレスコード直しのため、一度退場します。田島は田中が会場にいないことを、鈴木に訪ねました。しかし機嫌が悪そうに、病欠だと告げます。  田島は再び入場します。  会場には、おっちゃんも来ていました。おっちゃんは何時でもと言う雰囲気で、会場自体がそのような雰囲気を裏に隠し持っていました。夜は狂乱するかも知れません。田島には恵雨がいるので他の皆様でしょう。空は雨で見ませんが今夜は満月なので何が起こっても不思議ではありません。ざあざあと本降りになる前に、田島の母は戻らないといけないでしょう。  田島母「今日は、とても良い日です。」  田島(恵雨)「義母の体調も、あるためこの辺でお開きに。」  会場は半ば乱れていて、鈴木が抑えているもののハッテン場と化していました。なので田島(恵雨)からのお開きにする提案は、有り難かったに違いありません。  どしどしと、会場を後にする身内たち、ここまで来ますと、会場の床が抜けなかったことが、不思議なくらいです。 深更に深まった彼らが二次会を始めるとのことは、田島の耳にも届きました。しかしながら今日は母の付添いで、参加する暇はありませんでした。  一連の流れを見て、鈴木は会場からロウソクが、失くなっていることに少しだけ、不振を覚えながら、満月を見て田中を奇麗な場所に誘おうと考えました。  田島(恵雨)「女王様とお呼び!」   田島(恵雨)が田島をむち打ちます。初夜は激しいものになりそうです。実は想像していなかっただけでケーキの果物はディープなキスシーンだったのです。  田島「アッー!」  猿ぐつわをはめられ、ロウソクを垂らされた田島は、叫びました。しかし外は満月で、犬が遠ぼえを、しているくらいにしか誰も思いません。実におめでたいのですけれど、この先も田島は苦労しそうです。
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