D on B

4/8
前へ
/37ページ
次へ
 田島「ネチュ......」  俺は田島の口の中に舌を突き立てる。最初は抵抗していたが、息苦しくなったのか。田島の舌と俺の舌を絡ませる。絡み合った二人は止まらない。  田中「ずっと好きだったんだ。」  田島「何を言t」  優位に立ちたかった俺は田島に発言を許さず、再び口付けをした。田島は最初こそ苦しげだったが、こつをつかんだのか口呼吸を止める。  田中「田島、そろそろイキそうだ。うっ!」  暗転する。俺は田島の中で果てた。田島は再び寝息を立てていた。疲れて眠ったのだろう。俺もそのまま眠った。  道路側の窓から木漏れ日の差し込み、俺が目覚めると田島の姿はなかった。  俺は田島が先に出社したのだろうと、朝の身支度を簡素に調え現場に向かう。関係がバレないように時間をずらすのは、良くある手段で何より俺には自身があった。 ______スタジオ現場  田中「おはよう」  鈴木「田中さん、おはよう。」  幸いパンツは、まだ来てないようだ。田島の姿も見ない。少し不安になる。  田中「鈴木?田島を見なかったか?」  鈴木「田島さんですか?先ほどまでいたのですけれど、何か電話が掛かってきて慌てて出て行きました。」
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加