D on B

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______鈴木サイド  どうしましょう......田中さんは、一応は眠っていますけれど、黄だんもひどい助けは隣でキャンプしている夫妻に助けを求めてみましょうか。  鈴木「田中さん。ちょっと、行ってきますね。」  鈴木「夜分遅く、すみません!」  鈴木の声で起きる夫妻。  奥さん?「どうかしました?」  鈴木「隣でテント泊をしている。鈴木と申します。連れが急病なのですけれど、助けてもらえないでしょうか?」  旦那さん?「こういうときに言って良いものか。いや運が良かったと言って良いな。私は医者だ。」  老夫婦はお医者さんだったようです。様態は気になりますけれど、ひとまずは安心です。 ______テント  鈴木「田中さん。医師を連れて来ましたよ。」  医師「これは。早く、車まで運んでくれ。」  医師は俺をどうしようと言うんだ。どうしてこんなところに医師がいるんだ。俺は訳が分からないままキャンピングカーへと運ばれた。しかしそこは、キャンピングカーではなかった。診療機材に何と表現すれば良いか分からないが、救急車というよりは、小さな診療室で驚くべきことに設備も整っていた。俺はそこで服を脱がされた。診察のためだ。  医師「田中さんだったか?何やらこう門が腫れているけれど......」  輸液と採血の間、医師が冗談交じりに聞いてきた。鈴木と寝ていたので、当然と言えば当然なのであるが。告げるべきかについては、俺と鈴木で決めたいと思った。
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