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「はいマリナちゃん、今日のぶん。60分コース1本だから、7000円ね」
「ありがとうございます。では、お先に失礼します」
ボーイさんから本日分の給料を受け取り、私は事務所を去ろうとドアの方へと歩き出した。
その時。
「あ、マリナちゃん。ちょっと話があるんだけど」
事務所の奥から私を呼び止める声がした。
店長の声だ。
― 何だか嫌な予感がする。
「はい。何でしょうか?」
不穏な空気を感じつつも、私は笑顔を保ちながら店長に尋ねた。
「あのさ、これからの出勤のことなんだけど…」
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