わたしの尊敬する人

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わたしの尊敬する人

貴方は、じつに旨そうにシガレットを短くしていた。 その快活たる口角から漏れる、 紫煙と、笑い声。 私だけが知っている、貴方の泣き声。 今は安らかに眠れ。灰に帰した、 どこまでも快活な貴方よ。
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