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妄想を膨らませて、奥をゴリゴリと突かれるのを想像して、アッという間に絶頂した。
激しく呼吸をしながら指を抜いて少しの間ボンヤリした後、我に返ったように慌てて泡を流して湯船に浸かる。
体が火照っているせいか、湯船には短い間しか浸かっていられずに、すぐにお風呂からあがった。
髪を乾かすのもそこそこに服を着てリビングに戻る。
夕食を作り終えた凪さんが「食欲ある?」と心配そうに聞いてきた。
けれど彼を見ると今でてきたばかりのお風呂で自慰をした事が恥ずかしくなって、ついつい顔を背けてしまう。
「食べれるだけでいいからね。」
「……」
「今日はあんまり気分が良くないみたいだし、食べたらもう寝た方がいいね。」
彼は心配してそう言ってくれたのに、なんだか突き放されたように感じた。
面倒だから早く寝ろって言われてるみたいで、唇を口内に隠す。
「真樹、食べよう?」
「……面倒くさくてすみません」
「え?」
優しい彼に苛立ちをぶつけてしまう。
頭の中ではわかっているのに、心は上手く操れない。
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