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小さな水音と僅かな吐息で興奮して、体温が上がる。
頭の中がクラクラし始めて、少し体に触られるだけで気持ちがいい。
「っ、発情期、始まったね」
「ふ、ぁ……凪さ……」
彼の手が俺の体をそっと抱き上げて楽な体勢を取らされる。
「ちょっとだけ待てる?少し連絡をしてくるから。すぐ戻るよ。」
「れんらく」
「うん。仕事休むことになるからね」
「……ん」
凪さんはそう言って寝室を出て行ってしまった。
寂しいけれど、そんなことは関係無く体温が上昇していく。
暑い。しっとりと汗ばんだ肌に服が付いて気持ち悪い。
邪魔なそれと濡れだした後孔のせいで汚れる下着を脱ぎ捨てて、疼くそこに指を挿入して寂しさを紛らわす。
うつ伏せになって膝をつきお尻だけを高く上げてジュブジュブと指で後孔を弄る。
お風呂でも自慰をしたおかげでもう柔らかい。
「ぁ、あ、あ……っ、はぁ、きもち、ぁ……いく、出ちゃ……っ、あぁっ!」
射精をさずに絶頂し、自分の指を締め付ける。
早く精液がほしい。もっと気持ちよくなりたい。
そう思っているとバタバタ音を立てて凪さんが戻ってきて、俺を見るや否や破顔する。
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