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無能力者。能力を糧(カテ)とし質とし奏でる力。生きる物全てに与えられ持って生まれる力。有る者が当たり前で得ない物がいない現社会の時代。大きな物ではなくどんな小さい物や一瞬的な物でも能力が有るのが能力者。その一瞬的な物でも無い出来ない無能力者の僕はただいまいじめられています。 「う"ッ!」 能力が有る事が当たり前の世界。ついさっきまでは能力とか力とか2次元の世界だったのにこの頃3次元超えて4次元になった(3次元あったものの日短しですぐに次元が変わり4次元になった)今現在軽々しく変わったこの世界に僕は今日も生き続けなくてはならない。 「おいおいこんなもんかよ流石無能力者。人間的にも頭脳的にも体力的も何もかも人間そのもの、能力者オレ様達と同じ学校だなんてお荷物なんだよっ!」 「そうそう無能力者なんていないはずなのにしかもオレ達の学校にいるなんて辞めろ、こっちが損するし恥なんだよっ!」 腕が伸びる派を打てる実は人間ではなかった魔法を使える科学的に物理的に感情的に精神的に動かせる。例えば描いた絵が浮かび数秒後には消える、数秒間だけでも宙に浮くそれだけでも能力者の括(クク)りに入り1度でも使えるなら能力者になり得る。そんな夢見たいな2次元的世界の欲望が今の4次元に降り掛かる。そして4次元世界にも産まれた僕はそんな小さな能力が無い。それが無能の無能力者。 同じ空間同じ家同じ学校同じ部屋同じ場所に無能力者といると居るだけで同じ扱い同業者と見なさせ見離される。これで何度目だろうか転校は。死別を許されないこの世界はこんな扱い受けても生きていけなくてはならない。 こんな物理的精神的なイジメを受けて受け続けなくてはならない。 殴る蹴る僕の身体的に暴力するのはイジメという名の行為だが今の4次元はそんな事も許される、というよりそれが当たり前で"いらないものは排除する"のが4次元世界のモットーの1つで寄り良い4次元にする為に掲げている発表された事。死殺(シサツ)(殺す自殺)しなかったら無能力者能力者関係なく何でも許される世界。それが4次元世界。 でもこの4次元になる前は2次元的な夢想像妄想厨二感覚があり僕ら10代から20代前半が主に全能力者でありそれに含まれない男女構わない年齢層の人達は能力なんて持っていない普通の人間その者だ。ごく稀にその年齢層の人達も何やらの影響や化学的人工的に奇跡的に能力を持つ者もいる。
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