異世界転生ガチャでハズレを引いたかもしれない

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冷たい感触に目を覚ませば石の床に倒れていて、起き上がれば胸が重くて視線を下ろす。でかいものがぶら下がっていて、恐る恐る股間に触れてみれば雄の象徴が無い。ベージュ色の髪が見え、引っ張ってみると痛くて俺の髪なんだと気付く。裸で足枷をつけられていて、俺は何とか出来ないか辺りを見回す。 石の壁に囲まれていて鉄の柵がある。その奥に見えるのは石の壁でここがどこだか全く分からないが、ここに居ては危ねーなって事だけはわかる。 話し声と足音が近づいてきて、隣の牢屋が開けられ女性の嫌がる声がしてきていたが呻く声と肌のぶつかり合う音に変わり、喘ぎ声に変わっていった。 思わずその声を聞きながら雄肉を触ろうとしてしまい、無いことを思い出す。隣の話し声を聞いていれば買うか買わないかの話をしていて、買わない方向で話が進んでいるようだ。 しばらくして檻の閉まる音がして足音が近づいてきて声の主達の姿が見えた。小太りのモノクルにちょび髭を生やした燕尾服のような物を着た男と金髪に金のタレ目で右目の目元にほくろのあった身なりの良さそうな若い男だ。 俺をまじまじと舐めるように見てきて、金髪の男は男に何か話して折を開けて男は入ってきた。
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